素敵なテント:ミグラテールの張り方と撤収の完全版
小さなおうちのようなデザイン、特徴的な窓、色々なレイアウトが楽しめる話題のテント「ミグラテール」。
私も愛用しているとっても素敵なテントです。
今回はその「ミグラテール」のご紹介、そして設営の仕方を丁寧に説明していきたいと思います。
入っているもの
ミグラテールは2つの袋に分けて収納されています。袋もナイロンではなく、質感がとっても可愛いです。
袋のひとつはテント幕、もうひとつはポールやペグ関係です。
総重量はなんと26㎏!かなり重たいので、カートなどがあったほうが良いです。
ポールとテープの役割
ミグラテールは複雑なパーツの数々と形で、慣れるまでは組み立てはとても大変です。(それでも可愛い)
今回、このページではひとつひとつ丁寧に説明していきますので、組み立ての際に参考にしてくださいね。
まずは骨組みとなるポールから。
付属の説明書は白黒印刷なので分かりづらいですが、いくつかのポールに赤い丸シールが付いています。下の写真とリストを参考にポールの形と役割を確認しましょう。
- A、B:天井と地面を繋ぐサブの脚
- C、D:天井と地面を繋ぐメインの脚(赤いシール付き)
- E、F:天井の前後の梁
- G:天井の中央の梁
- H:天井の左右の梁(赤いシール付き)
- フロント用ポール:入口のタープ(キャノピー)を支えるポール
次に、地面に張ってポールをはめ込むスタンディングテープについてです。
このテープを地面にピンと張り、テープの穴にポールをはめていきます。
スタンディングテープには裏表があります。グロメットの凹凸にポールの先端が引っかかるので、上の図を参考にしっかりと確認しましょう。
テープのペグダウンとポールの配置
確認出来たらまずはスタンディングテープをペグダウンしていきます。
下の図は説明書には書いていない「綺麗にペグを打つ方法」です。
↓テープの途中にもベルトがあるので、忘れずペグダウンしていきましょう。
四角の中の三角形が正面側になっているか確認しましょう。
次にポールを並べていきます。
Hポールの両端には茶色い三角が付いています。
濃い茶色がテントの正面になるように、赤いシールが外側になるように確認しましょう。
↓それぞれの角度から見るとこのような感じになります。
ポールの組み立て
いよいよポールの組み立てに入ります。
ポールをたわませながら入れていくので、必ず正面側から組み立てましょう。
三角のパーツにパチッとボタンがはまっているか確認しましょう。
四角い天井が出来たら、それを補強する梁(はり)を付けていきます。
これで天井部分が完成しました。
続いて、地面に立てるための脚を組み立てます。
C、Dにはそれぞれ赤いシールが付いています。三角パーツの赤いシールと合わせるように脚を並べましょう。
ひとつづつ脚を差し込んでいきます。この時、テント幕を被せやすいように、一つ目の関節で脚を折っておきます。
次にテント幕を被せていきます。
立ち上げとテント幕の固定
テント幕はかなり重たいので十分注意してください。
また、分かりづらいですが、ここで前後を間違えると直すのがとても大変なので、しっかりと前後を確認して広げていきます。
上の写真の右図にある茶色の三角形がテントの角になりますので、これを目安に位置を合わせましょう。
どの脚からでも良いですが、関節を戻していきます。そのままではスタンディングテープの穴(グロメット)には入れづらいので、まずは4本+3本の脚を先に立てていきます。
脚が立ったら、上図のようにグロメットにポールの先を挿していきます。
ポールを全てグロメットに挿したら、テント幕を下に引っ張るように張っていき、シワを整えます。
テントの裾にも、それぞれ同じ金具があるのでスタンディングテープの下に回り込むように固定します。
テントの中の設営
次に、テント幕が飛んでいかないように内側からも固定します。
小さなベルクロがテントの4つ角にそれぞれ付いているので、ポールを固定します。
この段階で、まだ使っていない小さめの布があると思います。
これは「ライナー」と言って、結露が出た際に雨漏れを逃がす二重の内天井になります。
穴に金具を通す時は強く布を引っ張ります。力がいるので怪我をしないように注意してください。
張り縄でテントを固定
あと少しです!頑張りましょう。
再び外に出て、テント幕を固定していきます。
まずは上図の赤丸部分、テント本体に付いているベルトをペグダウンします。
その後、張り縄をペグダウンするのですが、購入した段階では張り縄は別袋に入っています。
写真を参考に、黒い部分に張り縄をもやい結びで固定し、長さを調整してペグダウンしましょう。
※張り縄には長さが2種類あります。長いほうはキャノピー部分に使用するので、短い張り縄を使いましょう。
キャノピーを張って完成!
最後に、入口部分の屋根となるキャノピーを広げていきます。
使っていなかったポールが2本残っていますので、それらを使います。
キャノピーの張り縄には長い張り綱を使用します。
ポールを立てて、張り綱をペグダウンすれば完成です!
完成した写真がこちら。
↓このようなレイアウトもいいですね。
コツを掴めば大丈夫。ミグラテールの撤収方法
最後に、ミグラテールの撤収方法についてです。
私自身、初めて撤収した時にこんな問題にぶつかりました。
「あれ?袋に入らない。。。」
購入した時はすっぽり入っていたはずのテント幕が、全然入らない。
そう、テント幕の撤収には少しコツがいるのです。
ここでは風に飛ばされないように安全で、次回も使いやすくなる撤収方法をご紹介します。
まずは上図を参考に、キャノピー部分に結んでおいた長い張り縄を赤丸部分の輪に結びます。
撤収を楽にするためだけなので、固く結ばないようにしましょう。
次にペグを抜いていきます。この時、張り縄部分のペグを残しておくと、風に飛ばされずに安全に撤収出来ます。
ミグラテールは風を強く受ける形をしているので強風に弱く、飛ばされやすいので十分注意して撤収しましょう。
一通りペグを抜いたら、脚を折ってテントを低くして、テント幕を畳んでいきます。
慣れるまでは分かりづらいですが、上図の赤丸の動きを辿るように、四つ角を合わせて天井部分を谷折りに畳みます。
合わせた四つ角をそれぞれ両手に持ったまま引っ張り、ポールから外します。
テント幕を地面に置き、形を整えたら下図の流れで畳むと、しっかりと袋に戻すことが出来ます。
最後にポールとペグを片付けたら撤収はおしまい。
お疲れ様でした!
最後に。
ミグラテールは運搬、設営、撤収とかなり大変な作業が多く、初心者キャンパーには少し難しいかも知れません。
それでも、この可愛さには変えられません。
おススメのテントには間違いないので、是非購入して素敵なキャンプライフを楽しんでくださいね。
https://www.tent-mark.com/migrateaur/
※ミグラテールはWILD-1とのコラボアイテムのため販売店舗が限られています。
詳細は公式HPをご確認ください。